開催にあたって
・開催意義
新型コロナウイルスの感染防止で小中学校を休校している県内市町村のうち、那覇市など29市町村が休校を再延長することが4月30日に発表されました。県立高校も2週間程度延長されることとなっており、全国的に9月入学への変更案も取り沙汰されています。
過去に例を見ない混乱の中で、学ぶ場所を失い、戸惑っている子供や親も多く、学力の低下、進学、就職への影響など将来への不安も拡がっています。
そのような状況下で、外出できずに自宅に閉じこもる他ない子供が親や兄弟と一緒にチャレンジできるきっかけのひとつとして、オンラインによる朗読コンテストを企画しました。
・朗読による効果
朗読には、「語彙が増える」、「表情が豊かになる」、「コミュニケーション力向上」と様々な効果があります。文字や言葉を覚え、表現する力を身につけるだけでなく、脳を活性化させ、個々の能力を引き出します。
黙読ではなく声に出して読むことで、文章読解力が高まり、「文字を読む」、「言葉にして話す」、「自分の声を聞く」という3つの行動を同時に行うことによって、脳が活性化し、記憶力が向上します。
また、脳の前頭前野が活発に働くことで、セトロニンという物質が分泌されます。セトロニンには精神を安定させる働きがあり、音読を続けることによって意欲や集中力が高まり、自身の気持ちをコントロールできるようになるともいわれています。
子供のうちから読書の習慣をつけることによって、自身で考える力を身につけ、社会で生き抜く力を高めることができると考えられています。
自宅に籠もり、友達と遊ぶこともなかなかできないという状況で、ストレスを解消し、目標を設定して自信を身につけることにもつながります。
新型コロナウイルスの存在は日本のみならず世界の動きを大きく変えました。仕事の手法、求められるスキルに関しても変化していくことが予想されています。
オンラインでの会議や商談の増加、AIにはできない想像力、表現力が必要になる中で、読書によって得られる力は大きな財産になりえます。
「おうちで朗読コンテストおきなわ」は、エントリーから審査、表彰まですべての工程をオンラインで行うという画期的なコンテストであり、沖縄の子供たちの読書量向上と優秀なビジネスパーソンの育成を目指しています。
運営
おうちで朗読コンテストおきなわ実行委員会事務局
〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地2丁目14-12 2F C-5
オフィス・ダッフォ内
代表:普天間伊織